2013年12月22日日曜日

新規HDDにFedora20のインストール

Fedora20が2013年12月17日にリリースされました。HDDに新規にインストールする方法について書きます。Fedoraに関わらず、OSのインストール作業で行うのは以下です。
  1. PCの準備
  2. DVDイメージのダウンロード
  3. DVDイメージをDVDに書き込み
  4. PCをDVDから起動する
  5. インストーラに従ってインストールを行う
  6. ログインしてユーザーの設定
  7. アップデート

1.PCの準備


人によってどのようにPCの準備をするかは違うと思いますが、私は大抵は新しいHDDを買ってきて、 新しいHDDにインストールすることにしています。インストール後にデータを移行します。利点は間違って前のデータを消すことが無いこと、古いHDDがバックアップになることです。欠点はデータ移行で問題が出ることがあること、アプリの再インストールが必要なことです。

2.DVDイメージのダウンロード


Fedoraのホームページから、DVDイメージがダウンロードできます。私の場合はここから、デスクトップLIVEメディアでなく、インストールメディアでDVDをダウンロードしてインストールしています。色々とありますが、x86_64-インストールDVDの直接ダウンロードで良いと思います。Fedora-20-x86_64-DVD.isoがダウンロードされます。

3.DVDイメージをDVDに書き込み


DVD-Rメディアを準備して、DVD-Rにに書き込みします。Fedoraを使っている場合には、Braseroというソフトで、isoファイルを選択してイメージの書き込みをすれば良いです。Windowsは7や8では標準で対応しているので、エクスプローラでisoファイルを右クリックして、ディスクイメージの作成で、書き込みが出来ます。WindowsXPの場合はDeepBurnerなどのフリーソフトでも書き込みができます。

4.PCをDVDから起動する


HDDが空であれば、DVDドライブに3で書き込んだDVD-Rメディアを入れてPCを起動すれば、DVD-Rから起動するはずです。起動しない場合はBIOS画面を起動して、DVDドライブから起動するようにします。

BIOS画面はPCによって起動の仕方や、表示画面、設定の仕方がまちまちです。起動はPC起動時にDELキーやF1キーやESCキーなどを押す場合が多いです。一瞬画面に表示されることもあるので、それを参照してください。

起動後はカーソルキーなどで「Boot」のような名称のメニューを見つけてDVDドライブの優先度をあげてください。

最近はUEFIやFastBootなど仕様が複雑で一番の難関かもしれません。x86_64-インストールDVDはUEFIに対応しているので、DVDドライブが起動メニューに2つ出てきてUEFIが選択できるのであれば、そちらの方がいいです。

5.インストーラに従ってインストールを行う


ここからFedora独自です。FedoraではAnacondaというインストーラを使っているのですが、Fedora18からかなり変わりました。細かい設定をしないのであれば、Windowsなどと比べてもかなり簡単にインストールできると思います。

起動直後の画面、2番目がデフォルトで選択されていますが、Testは遅いので1番目のInstallを選択した方がいいです。



色々と画面に表示された後に、言語選択の画面。もちろん日本語にします。VirtualBox上だと最初から日本語になっていてびっくり。


以下の画面で!マークを無くせばイントールができます。「インストール先」のみ設定すれば良いです。



インストール先を選択する以下の画面になります。インストールするHDDにチェックが入っていることを確認して、左上の「完了」を押します。


 インストールのオプションを設定します。パーティションスキーマはLVMがデフォルトになっていますが、私は標準パーティションを使います。LVMや暗号化はHDDのデータの移行時に面倒が多いためです。選択後「続行」します。


せっかくのDVDからのインストールなので、ソフトウェアの選択でいくつかのソフトウェアを選択した方が良いかもしれません。私は開発系は入れるようにしています。


!マークが全て無くなったら、右下の「インストールの開始」でインストールが始まります。インストールをしながらユーザーの設定をします。ユーザーの設定は右側の「ユーザーの作成」だけで良いです。


「ユーザーの作成」では、ユーザー名とパスワードを入れます。管理者にするチェックとパスワードが必要であるチェックを入れます。左上の「完了」で元の画面に戻ります。


後は時間がかかりますが、インストールが終わるのを待ち、終了したらDVDを抜き、再起動します。


6.ログインしてユーザーの設定


ログインしてユーザーの設定をします。

ログイン画面でユーザーを選択してパスワードを入れます。


色々と設定を聞いてきますが、右上の「次へ」で進んでいけばいいです。





最後にGNOMEの使い方のヘルプが出て終了です。Linuxでは画面表示や設定の仕方などをかなり柔軟に変更できます。デスクトップ環境などといいますが、GNOMEというのはその一種でFedoraのデフォルトです。インストール時に選択できますし、後から追加することも可能です。


7.アップデート


Windowsでもそうですが、インストーラが出来た後にセキュリティなどに見つかった修正がたくさんあるはずなので、アップデートをした方が良いです。Fedoraでは、コマンドラインのyumを使うのが便利です。

まずは、端末を起動します。スーパーキー(Windowsキー)を押して、「term」と打つと、端末が出てくるので、選択します。


端末が起動できたら、

sudo yum update

と入力し、Enterキーを押します。


アップデートが開始されます。


まずは、ここまで。

2013年12月21日土曜日

SIMフリー時代に突入? Nexus5で節約

Nexus5が出たことでやっとSIMフリーの環境が整ってきたような気がしますね。これでdocomo, Au, Softbankなどのキャリアに高い通信費を払わずに済み、安くどこでもネットが出来るようになりました。

アンケートによると現在スマホの月額料金は平均で約7,000円だそうです。例え端末を0円で買ったとしても2年縛りで約168,000円になります。SIMカードは月額1000円ぐらいが普通です。Nexus5が40,000程度なので2年で64,000円。2年で10万円近く節約できることになります。

ただし、これらのSIMカードは、通信のみで、電話ができないこと(音声通話付きは月額1,600円程度のもある。またIP電話である程度代用可能)、SMSが出来ないこと(オプションで月額150円ぐらいの場合がある)に注意してください。

選択も色々とあって、ローソンでプリペイドSIMカードが買えるようになったり世界中で使える格安データ通信SIMのGIG Skyが出たり、と増えてきました。なぜか家電量販店では、SIMフリー端末がほとんど売られない状況で難しいかもしれませんが、これからSIMフリーが一般的に普及していくことを願っています。

私は最も安い月額490円のDTIのServersMan SIM LTEを使用していますが、Nexus5でも問題なく使用できています。当初は安定性に不安のあったDTIですが、最近では速度も安定してきた気がします。

Nexus5でServersMan SIM LTEの設定を行うには少し面倒がありますが、DTIのマニュアルのサイトを見ればSIMフリー端末の初心者でも全く問題なく設定できると思います。Nexus5はテザリングも問題なくできるので、他にタブレットなどを使用する場合にも便利です。

SMSがないSIMカードだとセルスタンバイ問題といって、セルスタンバイの部分が非常に電力を使う現象が出ることが有名です。セルスタンバイの圏外時間が100%になっていることで確認できます。Nexus5でもそれは起きています。


しかし、表示の問題だけで実質あまり影響がないという話もあります。上記をみていただいてもわかりますが、2日と半日は電池は持っており、気にするほどでは無さそうです。

気になる方はSMS付きのSIMカードを買うとよいかと思います。SMS付きの方がLINEなどを登録するのにも便利という利点もあります。

2013年12月16日月曜日

Fedora19でNexus5をroot化

Fedora19(64bit)でも特に問題なくNexus5をroot化できました。
root化については以下に説明があります。

http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2507211

ここのサイトの下の方にNexus5のツールへのリンクがあります(「File」となっているところ)



 CF-Auto-Root-hammerhead-hammerhead-nexus5.zipをダウンロードします。

 次にNexus5を一旦電源を切り、ボリュームダウンと電源キーを両方押しながら再度起動します。以下のような画面となります。



ここで、PCにNexus5をUSBで接続し、Terminalで以下を行います。

$ sudo yum install glibc.i686 glibc-devel.i686 libstdc++.i686 
$ sudo yum install zlib-devel.i686 ncurses-devel.i686 
$ sudo yum install libX11-devel.i686 libXrender.i686 libXrandr.i686
$ unzip CF-Auto-Root-hammerhead-hammerhead-nexus5.zip
$ sh root-linux.sh

以下のように表示され、Nexus5が自動的に再ブートします。ここに書いてあるように全てのデータが削除されるのでご注意ください(FAILEDとなっている部分はすでにUnlock済みであったためと思われます)。




 

2013年12月8日日曜日

BitTorrent Sync と Raspberry pi で DropBox を置き換える

BitTorrent Sync と Raspberry pi で DropBox を置き換える方法についてです。ここを参考にさせていただきました。

なぜ BitTorrent Sync と Raspberry pi か?


現在は、パソコン・タブレット・スマートフォンなど複数のデバイスを使うマルチデバイスの時代と言われています。複数のデバイスで同じデータを扱うにはDropBoxなどのクラウドサービスにデータを置くことが主流です。しかし、代わりに BitTorrent Sync と言うを使うと以下の利点があります。

  • 容量に制限がない(デバイスの容量、加入ISPの帯域幅が制限となる)
  • Wi-Fiを使用している時には、Wi-Fiで同期をするため、ISPに帯域幅の制限される心配が少ない
  • Google Readerのようにサービスが終了する心配が少ない
  • サービス提供側にデータを覗かれる心配が少ない

一方、弱点としては常に同期をとる時にはデバイスの電源を入れておく必要がある欠点がありました。そこで、Raspberry Piを使用し、Raspberry Piを電源入れっぱなしのサーバー(サービスを提供するパソコン)にすることで問題を解決します。Raspberry Pi には以下の利点があります。

  • 安上がり(すでにある物を使えば、部品を全部揃えても一万円程度)
  • 消費電力が少ない(多くても3W。1KW/hが30円と高めに見積もっても、1年電源入れっぱなしで790円)
  • サーバーの知識が少なくても出来る(情報が多い)

ただし、壊れた場合などは自己責任になったり、欠点もまだあります。


導入の説明


なるべくパソコンにあまり詳しく無い方にも分かりやすいように、Raspberry PiをBitTorrent Syncのサーバにするための説明したいと思います。しかし、ソフトウェアのインストールやエクスプローラの使い方などある程度の知識を持っていることが前提ですので、ご了承ください。またBitTorrent Syncのパソコンやスマートフォンでの使い方は別のページを参照してください。

部品の購入


部品を揃えます。以下の部品が準備に必要です。一緒の物を買う必要はないですし、最初のルーターを除いて、残りは準備に必要なだけです。すでに同種のを持っているのであれば、一時的にそれを使用すれば良いです。私はすでに持っている物を使用したので、下記の動作保証はできません。

必要な物説明
UPnPに対応したルーター最近ではほとんどの方が家に無線LANのルーターを持っているのではないかと思います。大抵はUPnPに対応しているので、それを使えば良いです。また今回は有線のポートがあるタイプを想定します。詳細はルーターの説明書を見てください。例(→)はBUFALLOの一番安い製品ですが、たぶんコレでも大丈夫と思われます。
SDカードを読み書きできるパソコンWindowsでもMac OS XでもLinuxでも可能ですが、今回の説明ではWindowsを使用します。SDカードスロットがある機種の場合には、それを使えばよいですし、無い機種の場合には、USBのアダプターがありますので、それを使用します。Amazonでは安いのが無かったのですが、アダプターは例の(→)よりもっと安い物もあります。安物で十分です。
モニタまたはテレビRaspberry Piのセットアップ時に表示を行います。PCのモニタまたはHDMI端子のあるテレビでも良いです。地デジ対応テレビであれば、大抵HDMI端子が付いていると思われます。
HDMIの接続ケーブルテレビにつなぐ場合にはHDMIの通常のケーブルで良いです。PCのモニタにつなぐ場合には、HDMIをDVIに変換するケーブルが必要になるかもしれません。私はPCのモニタにDVIで接続したため、例の(→)ケーブルを持っていたので使用しました。
USBマウスUSBマウスなら何でも良いです。トラブルを避けるなら有線の方が良いです。例(→)はなるべく安いを選びましたが、もっと安いのがあるかもしれません。
USBキーボードUSBキーボードなら何でも良いです。トラブルを避けるなら有線の方が良いです。例(→)はなるべく安いを選びましたが、もっと安いのがあるかもしれません。


以下はサーバーとして使用開始後も必要です。ネットワークケーブルを除いて残りの3つは私が実際に買った物なので、動作確認できています。

必要な物説明
Raspberry PiRaspberry Pi 本体とケースです。黒い方が置いていて違和感が少ないと思い、私は黒のケースを選んでいます。RSコンポーネントなどからでも買えますが、Amazonでも十分安いと思います。
電源microUSBで5Vで700mA以上の供給ができる物であれば、何でも良いです。大抵のスマホ用のAC充電器であれば、問題ないです。例(→)のAC充電器は1Aです。
SDカード32GBUSB接続の大容量HDDをつなぎ、そこにデータを置くことも可能ですが、今回の説明ではSDカード内にデータを置くため、大きめのサイズのSDカードを使います。約30GBはデータを置けますし、HDDを追加すると消費電力も増えるので、まずはSDカードのみで始めるのが良いかと思います。
ネットワークケーブル有線ネットワークのケーブルなら何でもよいです。例の(→)は1mですが、ルーターの近くに置くのであればもっと短くても良いです。Raspberry Piを置く場所を考えて長さを決めてください。


SDカードにRaspberry PiのOSを入れる


Raspberry Piはお店で買うWindowsパソコンと違い、OSと言うものを入れる必要があります。SDカードを読み書きできるパソコンを使ってSDカードにOSを入れます。
  1. Raspberry Pi のダウンロードページから Raspbian のイメージをダウンロードします。2013年12月現在は、 2013-09-25-wheezy-raspbian.zip です。圧縮された形式となっています。
  2. 2013-09-25-wheezy-raspbian.zip を解凍してください。2013-09-25-wheezy-raspbian.imgというイメージファイルが出来ます。
  3. SDカードをPCに接続し、ドライブ番号を確認してください。ドライブ文字はエクスプローラの左の列で(例えばG:のように)確認できます。
  4. Win32 Disk Imager と言うソフトウェアをダウンロードします。同様にzipファイルとなっています。
  5. zipファイルを解凍して、Win32 Disk Imagerを実行します。管理者で動作させる必要あるかもしれないので、右クリックして「管理者で実行する」を選択してください。
  6. 上記で解凍したイメージファイルを選択してください。
  7. SDカードのドライブ文字を選択してください。正しいドライブを選択するよう注意してください!間違えるとパソコンを壊すことになります。もしSDカードスロットを使用していて、SDカードのドライブ文字が表示されない場合には、USBのアダプタを使用してください。
  8. Writeをクリックし、書き込みが完了するのを待ちます。
  9. Win32 Disk Imagerを終了して、SDカードを取り出してください
  10. これでSDカードへの書き込みは完了です。

Raspberry Pi にSDカードやケーブル等をつなぐ


Raspberry Pi にSDカードやケーブル等をつなぎます。以下の画像を参考にしてください。Raspberry Pi は電源スイッチが無く、電源線をつなぐとすぐに起動します。そのため、電源は最後につないでください。



Raspberry Pi を起動してOSのセットアップをする


電源線をつなぐとRaspberry Piが起動して、画面に文字が流れた後、以下のような画面が表示されます。


ここでセットアップ作業を行います。操作の仕方はカーソルキーで移動して、Enterキーでメニューの選択します。下側の<Select>や<Finish>を選択するときには、タブキーで下側と上側を切り替えます。

  1. 「Expand Filesystem」 を選択してください。SDカードの32GB全体を使用するようにします。少しすると最初の画面に戻ります。
  2. 「Internationalisation Options」を選択すると以下の画面になります。ここでは日本語環境のセットアップを行います。
  3. 「Change Locales」を選択してください。使用する言語の選択を行います。日本語の「ja_JP.UTF-8」と念の為に英語の「en-US.UTF-8」を選択してください。[*]が選択されたのが、選択された状態です。
  4. 次にデフォルトの言語を聞いてくるので、「ja_JP.UTF-8」を選択してください。
  5. 最初の画面に戻ったら、次は「Internationalisation Options」→「Change Timezone」を選択してください。タイムゾーンの設定(時刻を日本に合わせる)を行います。ここでは「Asia」→「Tokyo」と順に選択してください。
  6. 再度最初の画面に戻ったら、次は「Internationalisation Options」→「Change Keyboard Layout」を選択してください。日本語キーボードを使用できるようにします。ここでは「Generic 105-key (Intl) PC」→「Ohter」→「Japanese」→「Japanese - Japanese (OADG 109A)」→「The default for the keyboard layout」→「No compose key」→「No」と順に選択してください。
  7. 最初の画面において「Finish」→「Yes」で再起動します。
  8. 再起動するとメッセージが流れて、「raspberrypi login:」と表示されます。ここで「pi」と入力しEnterキーを押すと、「Password:」と表示されるので「raspberry」と入力し(入力した文字は見えません)、Enterキーを押します。次に「pi @raspberrypi ~ $」と表示されるので、「startx」と入力してEnterを押してください。
  9. Windowsに似た画面が表示されたと思います。操作もWindowsに似ているので問題ないかと思います(ただ動作は遅いですので、待ちながら操作してください)。以上でセットアップは終了です。

BitTorrent Syncのセットアップをする


BitTorrent Syncのソフトウェアをダウンロードし、起動時に動作するようにします。

  1. Midoriというブラウザ(インターネットに接続するソフト)がありますので、それを起動します。右上辺りにアイコンがあるので、タブルクリックで起動します。
  2. 「http://www.bittorrent.com/sync」のサイトを表示し、 「Get BitTorrent Sync フリー ダウンロード」をクリックします。
  3. 「Linux」の「ARM」をクリックすると、「btsync_arm.tar.gz」を保存するかどうか聞いてきますので保存します。
  4.  LXTerminalをを起動します。右真ん中あたりにアイコンがあるのでダブルクリックして起動します。
    mkdir ~/.btsync && cd ~/.btsync
    mv ~/btsync_arm.tar.gz ~/.btsync
    tar -xvf btsync_arm.tar.gz
    sudo leafpad /etc/init.d/btsync
    
  5. 4の最後の行の入力が終わるとテキストエディタが起動するので、テキストエディタに次のように入力して「ファイル」-「保存」で終了します(もちろんコピペで良いです)。
    #! /bin/sh
    # /etc/init.d/btsync
    #
    
    # Carry out specific functions when asked to by the system
    case "$1" in
    start)
        /home/pi/.btsync/btsync
        ;;
    stop)
        killall btsync
        ;;
    *)
        echo "Usage: /etc/init.d/btsync {start|stop}"
        exit 1
        ;;
    esac
    
    exit 0
    
  6.  テキストエディタが終了したら、またLXTerminalで続けて以下のように入力してください。2行目を行った所で警告が表示されるかもしれませんが、気にしないでください。
    sudo chmod 755 /etc/init.d/btsync
    sudo update-rc.d btsync defaults
    sudo /etc/init.d/btsync start
    sudo mkdir -p /media/SYNC
  7.  再度Miroriのブラウザに戻って、「http://127.0.0.1:8888」のサイトを表示してください。 BitTorrent Syncの設定画面が表示されれば、BitTorrent Syncが動作していることになります。管理者の設定をした後下記の右側のような画面になります。
  8. 右上のボタンの「Preferences」をクリックして表示されるウィンドウで「Language」を「日本語」にし、「Save changes」で終了すると、画面が日本語に変わります。
  9. 「フォルダの追加」で シークレットキーを入力する(すでにBitTorrent Syncを使っていてキーがある場合)または、生成ボタンを押して生成して(新規に作成する場合)、フォルダを/media/SYNCに選択してください。(このフォルダに同期するデータが保存されます)。
  10.  9で新規に作成した場合は、シークレットキーを覚えておいてください。他のパソコンやスマートフォンから同期の設定をするときに使用します。
  11. 以上でBitTorrent Syncのセットアップは完了です。

Raspberry Pi をBitTorrent Syncのサーバーとして動作させる


BitTorrent Syncセットアップが終了したら、一旦終了させます。「ログアウト」すると起動直後の文字の画面に戻るので、ここで「sudo halt」と入力します。画面が流れ、真っ黒になったら電源線を抜いてください。

ケースにRaspberry Piを入れて後はUSBキーボードとUSBマウスとHDMIケーブルは抜いてしまい、ネットワークケーブルと電源線だけにします。電源を入れた後に他のパソコンやスマートフォンなどと同期ができていることを確認してください。

私もこの状態で1周間ほど電源を入れっぱなしにして動作させていますが、問題なく動作しており、なかなか便利に使っています。

本当は上記の設定だけでなく、日本語入力の設定や、IPアドレスの設定、パスワードの変更もしておいた方が良いですが、とりあえずRaspberry PiをBittorent Syncのサーバーとして動作させるまでは以上です。

2013年12月7日土曜日

Nexus5 (Android4.4 Kitkat)でFlash Playerを使用する方法について

Nexus5、非常に魅力的ですが、Android4.4 KitkatではFlash Playerが使えなくなるという話があり、買うのを迷っていました。しかし、Android4.4 KitkatでもFlash Playerを使うことができると判明して買ってしまいました。

Kitkat Nexus5  Flash Playerで検索すると「使用できない」という検索結果がたくさん出てきますが、使えますよ!元ネタは↓のxdaの記事です。

http://forum.xda-developers.com/showthread.php?p=47958533#post47958533

ただ、Dolphin Browserのインストールでハマりました。下の画像のように上記のリンクからDolphin Browserをインストールしようとすると「このアイテムはお住まいの国でご利用いただけません」となってしまいます。



Google PlayでDolphin Browser を検索すると、下の画像のように日本語版のDolphin Browserが出てくるのですが、この日本語版は10.1.2JPというバージョンで、本家の10.1.2と少し違う物となっているようで、これをインストールしてもFlash Playerが動作しないようです。


そこで、ここからDolphinBrower.apk(10.1.2)をインストールしたところ、無事、Flash Playerが動作しました。Dolphin JetpackはGoogle Playからインストールすれば問題ありません。

最近はFlash Playerのベンチマークとして「艦これ」が使われているようですが、残念ながら私はやっていないので、Nexus5の速度については不明です。

紹介したリンク先のDolphinBrower.apkがウィルスなど大丈夫かは不明なので、インストールの際にはご自身の責任で行っていただくよう、よろしくお願いします。

KitKatではブラウザはChromeとなりましたし、 PC版ChromeやChrome OSでは、PPAPI版のFlash Playerが入っているので、将来的にはAndroidでも同様にFlash Playerが気軽に使えるようになることを期待します。

追記1:Android4.4.2にアップデートしても動作します!
追記2:XDAのサイトから10.2.0がダウンロードできますので、そちらを利用した方が良いです。
追記3:XDAのサイトからはダウンロードできなくなりましたので、10.2.0の最新をここからダウンロードしてください。 10.2.0ではJetpackは必要ないようです。10.2.0JPは動作確認していません。

2013年12月1日日曜日

Fedora の全てのパッケージで -Werror=format-security

Phoronixの記事によるとFedoraの全てのパッケージで、コンパイル時のgccのオプションに-Werror=format-securityを付けることになるそうです。

これは、フォーマット文字列攻撃(または書式文字列攻撃)という有名なセキュリティの脆弱性を防ぐのに有効なコンパイルオプションです。IPAの記事が詳しいです。

例えば、以下のようなプログラムtest.cをコンパイルします。

#include <stdio.h>

int main()
{
        char str[] = "test";        

        printf(str);
        printf(str, NULL);
        return 0;
}

この関係のオプションは警告を出力する -Wformat などがありますが、それぞれ以下の画像のようになり、-Werror=format-securityでは7行目で警告でなくエラーとなり、コンパイルに失敗します。8行目のようにprintf()に第2引数があればエラーにならないようです。



Fedoraのパッケージは10,000近くあると言われていませすが、そのうち400ぐらいが影響を受けるそうです。結構あるものですね。

それはともかく、Fedora20でユーザー切り替えでパスワードが暴露される不具合が見つかったそうで・・・12月10日に出る予定でしたが、また延期されるのでしょうか・・・